あなたの孤独に気づくまで


その時だった。
石田さんが教室の入り口を見て、


「あ、めぐちゃん!おはよー」


私はドキッとして入り口を見た。


恵はこっちを…
というか私を見てビックリしていた。



「め、恵。おはよー」

私は悪いことをしているわけでもないのに急に不安になった。


『めぐちゃんが、めぐちゃん以外の子と仲良くなるのが許せなかったから』


香川さんの言葉が頭をよぎる。
< 101 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop