あなたの孤独に気づくまで
私は複雑な気持ちだった。
まりちゃんが私を心配してくれる。
とても嬉しかった。
それと同時に恵がどんどん孤立していくような気がした。
「…ありがとう。私ね、恵が声をかけてくれなかったら多分ずっと独りだったと思う。恵がこんな風に色んな人を傷つけてしまうとするなら、私は恵を止めたい…助けたい。」
私は涙目になりながら、精一杯その後も続けて話した。
「私、無力だと思う。でも頑張ってみる。…どうしようもなくなったときは話を聞いてね。本当にありがとう。」
気づけば私の言葉にみんな涙目になっていた。