あなたの孤独に気づくまで
恵の家は中の作りもとても綺麗だった。
そしてすぐに2階の恵の部屋に通された。
「もう、準備はできてますぜ。」
恵がPSのコントローラを握りしめてはしゃぐように言った。
部屋のテレビにはゲーム機がセットされていて、恵は早速スイッチを入れた。
「これがプレステ?」
正直、そういう類いに全く触れてない私はオドオドしながらコントローラを握った。
それを見て恵はまた吹き出した。
「プレステ初体験?ホントに美樹は面白いなー」
そうやって、家到着早々私たちはゲームにハマっていった。