あなたの孤独に気づくまで




気付けば、腕をひっぱられたまま屋上まで来ていた。


ようやく腕を解放してもらった私は思わず声を荒げた。



「何なんですか!?一体…」


香川さんは少しずれていた眼鏡をかけ直して


「木戸さんも怒ることあるんだね。まぁ、こんなことされたら普通怒るよねー。」

そう話した。
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