あなたの孤独に気づくまで
貼り出された新入生の教室一覧どおりに書かれている教室に入る。
一年一組
中学時代の知り合いは誰もいない。
少しほっとして席に座る。
10秒もしなかったと思う。
後ろから肩をポンポンと叩かれた。
「木戸さん…であってるかな?」
そう、私の名字は木戸…
…私!?
自分が後ろの席の子に話しかけられてるっていうのに気付くのに少し戸惑ってしまった。
「あはは」
話し掛けてくれた子はそれが面白かったのか軽く笑った。
「私ね、久藤 恵(くどう めぐみ)。早速だけど友達なろうよ!」
…へ?
私と?
「わ、私とですか!?」
思わず変な声で返してしまった。
すると、久藤さんはまた
「あはは」
と、笑った。
「そう!あなたです!よろしくね、美樹!!」
かくして、私には入学してすぐに「友達」が出来た。
ずっと、一生忘れられない友達が。
一年一組
中学時代の知り合いは誰もいない。
少しほっとして席に座る。
10秒もしなかったと思う。
後ろから肩をポンポンと叩かれた。
「木戸さん…であってるかな?」
そう、私の名字は木戸…
…私!?
自分が後ろの席の子に話しかけられてるっていうのに気付くのに少し戸惑ってしまった。
「あはは」
話し掛けてくれた子はそれが面白かったのか軽く笑った。
「私ね、久藤 恵(くどう めぐみ)。早速だけど友達なろうよ!」
…へ?
私と?
「わ、私とですか!?」
思わず変な声で返してしまった。
すると、久藤さんはまた
「あはは」
と、笑った。
「そう!あなたです!よろしくね、美樹!!」
かくして、私には入学してすぐに「友達」が出来た。
ずっと、一生忘れられない友達が。