あなたの孤独に気づくまで



お昼ご飯の時間も、恵は岩崎君の所に行くようになったので、1人でお弁当が当たり前になっていた。



中学生の頃は、それが当たり前だったのに。誰か一緒に食べてくれる幸せな環境を経験してしまった後だと、何だか尚更辛くて、周りの目が気になった。


素早くお弁当を食べて、私は息苦しい教室を出て、中庭のベンチに行くようになった。


…恵といろんな事を話したベンチへ。
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