あなたの孤独に気づくまで



嫌な予感がして、振り返ると
そこには予想通り
香川さんがいた。



「めぐちゃん、凄いねー。あの岩崎君と付き合ってるなんて。うちのクラス…いや、校内中の噂!2、3年生からも人気あったもんね、岩崎君。」


そう言いながら、香川さんは私の横にやってきた。


相変わらず、髪は二つ結びの眼鏡スタイルだけど、透き通る様に肌が白かった。
この間はそんなことに気付くことすら出来なかったけど。


「…何か用?こんなとこにいると肌がやけちゃうよ?」


私はそうやって返すのが精一杯だった。
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