あなたの孤独に気づくまで
「だから、私中学の卒業の時に言った。同じ高校に行くこと決まってたけど、もうめぐちゃんとは仲良くできない。私はめぐちゃんの忠実なしもべじゃないよ。って。」
「そしたら、恵はなんて…?」
私が思わず聞き返すと、香川さんは
「怒鳴られたよ。『何なの!私を裏切るの!?私なしじゃいられなかったじゃない!!私はもういらないの?』って。
…それきり。最後に『もういい』だけ言ってめぐちゃんは行っちゃった。」