あなたの孤独に気づくまで
昼休みが終わってから、
恵は全くと言っていいほど元気がなかった。
ずっと何かを考えているような…
授業が終わると、恵は急いで教室を出た。
恐らく岩崎君の所だろう
「ねー、今日昼休み修羅場だったって本当?」
「めぐちゃん、3年の女子に絡まれてたらしいよー。」
「それよりさ!めぐちゃんと岩崎君がもう危ないって本当ー!?」
恵が出たとたん、そんな会話で教室はいっぱいになった。
…ついさっきの事なのに、もう噂になってる!?
私は驚きと不安でいっぱいになった。