Pure〜片想いの行く末〜
私は塾が楽しみで仕方なくなってしまった
会えるだけで嬉しくて
目が合うともっと嬉しくて
私は少しだけ幸せを感じた
つまらない日常から
抜け出せたようだった
季節は秋になっていた
ある塾の日
いつものように塾へ行く
最初の授業は国語
なにがなんだかさっぱりわからない
私はいつものように
林田を見る
すると
目が合う
ドキドキして
嬉しくて
胸が温かくて
でも未だに話したことはなかった
普通に話せる亜美が羨ましかった
授業が終わった
林田が1番に席を立つ
「あ〜。疲れた〜っ」
私も席を立って亜美のところに行くと見せかけてなるべく林田の近くに寄る
すると
林田が近づいてきた
いつものように亜美と
話すのかと思ってた