Only my prince
夜、8時半。いつものようにインターホンが鳴る。そしてドアを開けると「こんばんは」って和くんが笑うんだ。



そして優しくキスをしてくれた後、そのまま流れに任せる。


もうそのパターンも慣れちゃったよ。




今日も一応隙間からインターホンの相手を確認してチェーンを外してドアを開ける。



でも今日は「こんばんは」はなくてグッと引き寄せられて荒々しいキスが降ってきた。


息もできないくらい苦しくてそれでも和くんはやめてくれない。




「か、和くん?」
< 33 / 69 >

この作品をシェア

pagetop