Only my prince

「さーてと、あたしはそろそろできたばかりのダーリンのとこに行くから後はお二人でとことん話し合いなさい。ったく彩音があたしの誘いをことごとく断わるからこんな遅くなっちゃったじゃない。本当なら次の日でも話し合いできてることだったのにさ。サンタからのプレゼントよ」


「ちょ、ちょっと梓」




「あたしだってもうクリスマスのお相手はお役ごめんだっての。やっぱりあたしの言ったとおり、あたしの連絡先聞いてて良かったでしょ？和樹くん。じゃあねメリークリスマス。よいクリスマスを。あっコートとカバンと靴、車に積んでおくね」