七赤村

「・・・っっ」


背中を舐めるように、悪寒が走る。

自分がその場面を見ていたかのように、まざまざと景色が浮かんできてしまった。


僕はパッと踵を返して部屋を出て、沙由の背中を追いかけた。


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