未来予想図


急にそんな事を言われても、まず誰も信じないよね。一般常識だよね。


てかコレ夢だし。現実じゃないし。


「まぁ確かに夢ではあるわね。アナタは眠ってる状態な訳だし。……………目が覚めるかはアレだけど」


なんかサラッと怖いこと言ったよ。


「心の声が聞こえちゃうんですね、そのスペック下さい。テストに活用しますんで。ゲヘヘ…カンニングし放題だにょ」


「死ねばいいのに」


「意外と辛辣だよね!」

幽霊って意外にも楽しく会話出来るんだね。発見!(ためして風に)


「いい加減、本題に入るわ」

「…本題?」


「今からアナタにはある場所に行ってもらうわ。そこで何をするかは向こうに聞いて頂戴。それと…」


「それと?」












「どちらの味方をするかは、アナタ次第よ」







「…?
それってどう言う……」










あ、れ?


なんか視界がボンヤリして、き、た…。



―――…ぁ。








プツン、と。

私の思考は停止した。






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