月と太陽
story,6
もう夏が終わる。
気温はまだ高いというのに、ついこないだまで生温い風が吹いていたと思っていたが、いつの間にか秋風に入れ替わっていた。
東京にいた時は夏が長くて鬱陶しかったが、北海道はあまりにも暑い期間が短過ぎて、少し寂しさを感じた。
しかし、暑いのが苦手なわたしには丁度良いかもしれない。
あの日以来、幸ちゃんはわたしの前に姿を現さなくなった。
ロン毛の奴らも現れていない。
やはり、もっと良い言い方があったのではないかと思う後悔は消えず、その後悔が「幸ちゃんとまた話がしたい」という気持ちを湧き上がらせていた。
そして、タケルと「恋人」という関係になってから、もうそろそろ2ヶ月が経つと思う。
実は、付き合い出した日にちをハッキリと覚えておらず、大体でしかわからない。
あの時は、タケルと恋人同士になれたことが嬉しくて、日にちなんて気にもとめていなかった。
気温はまだ高いというのに、ついこないだまで生温い風が吹いていたと思っていたが、いつの間にか秋風に入れ替わっていた。
東京にいた時は夏が長くて鬱陶しかったが、北海道はあまりにも暑い期間が短過ぎて、少し寂しさを感じた。
しかし、暑いのが苦手なわたしには丁度良いかもしれない。
あの日以来、幸ちゃんはわたしの前に姿を現さなくなった。
ロン毛の奴らも現れていない。
やはり、もっと良い言い方があったのではないかと思う後悔は消えず、その後悔が「幸ちゃんとまた話がしたい」という気持ちを湧き上がらせていた。
そして、タケルと「恋人」という関係になってから、もうそろそろ2ヶ月が経つと思う。
実は、付き合い出した日にちをハッキリと覚えておらず、大体でしかわからない。
あの時は、タケルと恋人同士になれたことが嬉しくて、日にちなんて気にもとめていなかった。