君は風とともに。




でも、アインと名乗る猫の目ヂカラ、オーラそして声。



それらに僕は負けた。





「 …はる… 」





僕の名前を聞いた途端アインは一瞬驚いたような顔を覗かせた。



そして、一人何かを考えるかのように自分の世界に入ってしまった。




……?









僕は訳もわからずアインを見詰める。



でも、アインはその視線に気づく様子もなく少し強張った表情をし乍黙っているのだった。








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