spiral "eternal"
その言葉を、俺はすぐに理解することが出来なかった
「は…?お前が、リーダー?」
出た言葉は何故か震えていて
そんな俺に、倉崎は「あぁ。」と何事もなく言い切った
「憎い能力者から市民を救うために…俺は反学園勢力を再建したんだよ。」
能力者から…市民を助ける?
「何言ってんだよ。確かに、みんな能力者を嫌ってたけど…あれはただ、自分には無い力を恐れ「そうやって綺麗事ばっか言ってんのは、二宮達だけだよ。」
綺麗…事?
「能力者は俺達を護ってくれる存在。その為に力を持っている。
けど、今の現状を見てみろよ二宮。能力者のせいで、俺達の街はめちゃくちゃじゃねぇか。」
「!」倉崎の言葉に驚きを隠せなかった
「違う!これは、能力者のせいじゃない!!」
「俺達反学園勢力が知らないと思ってんのか、二宮?
この事件の元凶は…能力を使う魔族なんだろ?」