spiral "eternal"





「何で知って…。」


こういう情報が、表に出回るとは思えない


コイツ等も、その魔族と対峙したのか?


いや…協会の最強部隊でさえ殺られたらしいし、いくら能力兵器があってもコイツ等が適うなんて0に等しい


と、いうことは…


「…盗んだのか。」


ハッキングか、盗聴か、スパイか…



いずれにせよ、反学園勢力に情報が漏れている


だから俺達能力者がここにいる事を掴んで、抹消しに来たのか…


「俺は言ったよな、二宮?能力者が敵に回ったら…厄介な存在になるってよ。

そうなった結果が…これだよ。」


倉崎は今の現状を指す


「俺達の街は破壊され、魔物は元凶の魔族に促されてか活発に人を襲い、俺達非戦闘員は希望さえない、殺られるのを待つ毎日…。

だから…。」


スッと倉崎は片方の剣を俺に向けた


「俺達は能力者を殲滅する。

その魔族も、学園も…お前ら協会も含めてな。」










< 156 / 344 >

この作品をシェア

pagetop