spiral "eternal"
向けられた鋒から感じる威圧感
それに、身体が震えた
「待てよ…。その魔族を倒すのが目的なら、俺達と同じだ。なら、協力しないか?」
咄嗟に出た言葉だった
だけど…倉崎なら分かってくれると、どこかで信じていた
だってコイツは、クラスメートなんだから…
「ちゃんと聞いてろよ二宮。俺たちの敵は、お前らも含まれてるって。」
ハァ、と呆れた表情を浮かべて倉崎は溜め息をついた
「別に、先にそこら辺に配置されてる能力者から殺り始めてもいいんだぜ?」
「頼む倉崎!あそこに柚子が…クラスのみんなが捕まってるんだ!!」