spiral "eternal"







「成る程な…。」


部屋に、おじさんの溜息が響いた



あれから俺は、全部洗いざらい話され(言うまでもなく強引に)


俺と父さんの関係も、おじさんと美優さんとの関係も…全部話した


「やっぱりな。お前、初めて会った時から白々しかったもんな。」


「初めて会った時って…來に紹介された時か?」

「あぁ。」とおじさんは頷いた。


「なんか、俺と美優に対してだけどっか動揺してるっつーか、何か隠してるっつーか…。」

「それに、戦い方とかソックリだからね。ここまでこれば春と海の関係を疑うのは当たり前でしょ?」



2人の言葉に、俺は苦笑いしか返せない



いつの時代も


俺はこの2人には敵わないのかもしれない…



「けど、海と華が7年前に失踪してるなんて…。どうりでここに2人がいないわけだ。」


「2人は何か來から聞いてないか?」








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