spiral "eternal"
「収まったか…!?」
揺れが少しずつ収まっていく
その瞬間、stayは俺に駆け寄った
「春、無事か!?」
かけてくれるstayの声は聞こえている
けど俺は…自分が今感じている『感覚』の事で頭がいっぱいだった
ドクッドクッと鼓動はまだ速い
血が回って、身体が熱くなる…この感覚
俺の『内』にいる誰かが、ずっと俺に呼びかけている
「…『アミ』。」
「は?」stayは首を傾げた
「アイツが…近くにいる…!!」
「え、ちょ、春!!」
stayの静止も聞かずに
俺は一目散に走り出した