spiral "eternal"


stayの言葉の途中で、聞こえてくるドアの音


そこには、お馴染みの來と


その來の両側には…軍事、特殊それぞれの部隊長が並んでいた


うわ、出た…


軍事部隊長のオッさんとは、前に少し言い争った仲


気まずい…



「丁度よかった。皆揃ってるね?」

「來、会議は終わったのか?」


stayの問いに、來は「勿論。」と頷いた


「今後の事について、君達に話があるんだ。」

瞬間、部屋の空気が張り詰める


これから、俺達がするべきこと

しかし、口を開いたのは何故か特殊部隊長のオバさんだった


「今、我々特殊部隊の全総力を結界に注ぎ込んでいます。しかし、それでも時間の問題。」


「だから我々軍事部隊は、特殊部隊の負担を減らすためにこれから魔物討伐にあたる。」


2人の部隊長の言葉に、俺達は言葉を失う


軍事部隊が…魔物討伐?

じゃあ俺達は…?


そして、來が一歩前へ出た


「君達には予定通り、敵の本拠地に乗り込んでもらうよ。」


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