spiral "eternal"


「断っていいのか?」


拒否権が無いとか言いながら、矛盾してる


「お前の人生だ。お前が決めろ。

例えお前が居なくても…その部隊がクラスメートを救うのに全力を尽くすさ。」



ーー春っ!ーー


最後に見た柚子の顔が頭に浮かんだ


「…。」


「ま、明日またここに聞きにくる。そん時まで、進む道を…自分の頭で考えろ。」


ニット帽はそう言って、扉に向かって歩いていく


「なぁ!」俺の呼び止めに、ニット帽は足を止めた


「あんた…名前なんていうの?」


俺の問いに、ニット帽はフッと笑って


「名前ねぇ…。ま、stayとでも呼んでくれよ。」


「stay…?」


それ、絶対偽名だろ


そんな俺の心の声なん知らずに


stayは部屋から出ていった









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