夏の桜が咲く。
「ぷっはーーー」
一人家でビールを飲んでた。
いつか夏来くんと丘でお酒を飲むのも
夢だった。
私はあまりお酒が強くない
私はフラフラしながら
あの丘に行った
缶ビールも買っていった。
「あははぁ〜
なーちゅきくん…会いたいよぉ
ふぇっ…うっ…ヒック」
完全に酔っぱらっている。
バタっ。
多分眠ってしまった。
夢の中で久しぶりの
夏来くんに会った
私も高校生の姿で
二人で丘に座っている。
するとフワッと
浮かび上がる感覚があった
夏来くんの匂いだ。
ぎゅっ 思わず抱きついた。
「本当…お前なにやってんだよ(笑)」
「夏来くん…会いたかったよ」
そう呟いた。
え?夏来くん?!
一気に酔いがさめた気がした。
気付いたら自分の家のベッドの上で
急いで家の外に出た。
「夏来くんっ…」
どこ?どこにいるの?!