夏の桜が咲く。

家に帰ると

電話を取り付けてくれたお父さん

お母さんはそんな私達を

横目で見ると 舌打ちをして

何処かに行ってしまった。

「お母さんの事は気にしなくて」

「う…ぅん。」

確かに最近

お母さんにビクビクする生活は

しなくて良くなった。

これもお父さんのお陰なのかもしれない

そう思うと少し嬉しくなって

ずーっと電話を眺めていた

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