夏の桜が咲く。

結局教室についたのは

9時前だった

家が遠いのは辛い…

そして 田舎も辛い…



キーンコーンカーンコーン…

一時間目の授業の終わりの音

「佐倉さんおはよ」

神田くんだ。

「おはよ」

「今日は珍しく遅刻だね?
何かあったの?」

「ううん、何か寝坊しちゃったみたい」

「そっかー、ならよかった
何かあったんじゃないかって心配
だったんだ」

そう言って ハニカム神田くん

本当優しい人だ

「あっ!そうだ
はいこれ」

神田くんに一枚の紙を手渡した

「なにこれ?」

そう言って神田くんは紙を開いた

そこには電話番号

「買ってもらえたんだね!」

「うん!ちゃんと神田くんに
1番に教えたよ」

そう言って笑った

「ありがと、早速今日
電話してもいい?」

「うん、いいよ。」

「了解、今日も一緒に帰ろう?」

「もちろん!」

そう言うと神田くんは

笑って自分の席へ帰って行った
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