とある王子(兄)が引きこもりの姫(妹)を愛する(復讐する)話











少しは考え方を変えてくれたらいいな。という淡い期待を抱きながら明日を来るのを待ったが、明日になっても妹は変わらなかった。ここまで俺が言ったのに、今までも妹のためになにかしら皆行動にうつしてきたのに、

やっぱりアイツは期待を裏切る。

無関心を通りこして、静かに苛立ちが爆発した。ここまでくるともう、出会い系で知り合ったおっさん達から潰すしかないだろう。

胡桃の気持ちを考えたが、何も話さないためにさっぱりわからない。わからないのなら、極限にまで追い詰めて、最悪壊してしまえばいい。壊れてからまた作る方法もあるという事を最近やっていたドラマで学んだ(影響された)





俺は部屋に戻ると、一心不乱にスマートフォンの出会い系アプリを検索しまくり、ダウンロードした。そして妹の条件にあてはまる項目を選び検索する。


すると、簡単に特定できた。思わず口元がつりあがり、ニヤける。



「王子、あんた何やってんの。」

夕飯だと教えにきてくれた母さんが、普段物静かで表情を変えない俺が珍しくニヤついているのを見て不気味そうに言った。
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