イジワル王子と屋根の下
「……」
…いや、まぁ…うん、確かに干渉しないとは言ったけど…けど…
物凄く生活しづらい…!!
別にすごく仲良くなりたいわけじゃないけどさぁ!挨拶くらい返してくれてもいいんじゃないの!?それすらも嫌だってか!?
(うう…気まずい…)
そんな言いようのない気持ちを抱え、生活し始めて一週間目の夜。
ーガチャ、
「……」
「あ、おかえり」
出かけようと玄関へ行こうとした矢先、帰ってきたのはスーツ姿の彼…亀戸さん。