イジワル王子と屋根の下



「けどあんなイケメンじゃ過去にどれだけ彼女いたことか…」

「うっ!」

「そうよねぇ、もしかしたら体の関係だけって相手もいたかもしれないし…経験豊富なイケメンサラリーマン…あぁっ!うちの旦那と交換してほしい!」

「……」



そうだよね、あれだけ見た目はいいんだもん。見た目は!

彼女も沢山いただろうし、そういう相手もいたかもしれないし…。



(自分の経験値の低さが目に見えて感じる…!!)



頭を抱えてへこむ私に、宮本さんは焼き鳥を一本食べながら呟く。




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