イジワル王子と屋根の下
2.犬と思い出
メモリー
偉そうで怖い人、そんな同居人・瞬。
だけど
『飯くらい毎日付き合ってやらないこともない』
あれ以来毎日一緒にごはんを食べるうちに、本当はそんなに嫌な人じゃないんじゃないかって
思ったり、思わなかったり…
―バタン!!
ドダダダダ…ガチャッ!!
「ちょっと!瞬コラァ!!」
「…何だよいきなり。人の部屋開ける時はノックが常識だろうが」
「あ、すみませ…じゃなくて!!洗濯機に入れておいた私の下着勝手に出したでしょ!!」
「洗濯機一台なのにいつまでも入れっぱなしにしてる方が悪い」