イジワル王子と屋根の下



「けっけど瞬も食べる料理に使ってるものだもん!荷物くらい持っても…」

「はぁ?何言ってんだよ。自分の立場忘れたわけ?」

「う!!」

「ほら言ってみろ。自分の立場をわかりやすく簡潔に言ってみろよ」

「…だ、ダメな男に捨てられ不動産に騙され12万の家賃も引っ越し代も払えず瞬さまに同居させて頂いてる身です…」

「ふん、よくわかってるじゃねぇか」

「うう…」



けどやっぱりそれはあの時限りのまぐれだったらしく、相変わらずのドSっぷりに心の中でしょげそうになる。



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