イジワル王子と屋根の下
相変わらず、からかわれてバカにされてばかりの毎日。
でも正直、この生活も悪くないってそう感じ始めてる、自分。
意地悪いけど、生意気だけど
最近時々見せてくれるその笑顔が、ほんの少し嬉しい。
「じゃあ今日はあんたの好きなもの作って『美味すぎです生意気言ってすみません、Bカップは最高です』って言わせてやるんだから!」
「ほー…作れるのか?手打ちそば」
「手打ち!?」
そう話し歩きながら、カゴにまた一つおかずの具材を入れて行く。