イジワル王子と屋根の下
(まぁ瞬がおかえりとか返してくれるタイプじゃないのはわかってますけどね…)
靴を脱ぎダイニングへと向かえば、テーブルの上には置かれたお弁当箱がある。
もう、どうせ置いておくなら水につけておいたりしてくれればいいのに!
そう思いながらお弁当箱を開けると、その中は空っぽでお米一粒すらも残さず食べてくれている。
思えば朝ごはんも晩ごはんも、いつも何だかんだ言いながら残さず食べてくれてるもんね…。
綺麗なお弁当箱、それがなんとなく嬉しくてこぼれる笑み。
(…作り甲斐あるなぁ)