イジワル王子と屋根の下
けどああして瞬が色んなこと言ってくれたから、元彼のことなんてもうすっぱり忘れられたし立ち直れた。元気も、出た。
…なんだかんだいって、瞬からはいろいろ与えてもらってばっかりだ。
やっぱり、彼は優しい。
(さて、さっさと洗濯機回して夕飯の仕度して…)
そうガチャッと脱衣所のドアを開ける。
「……」
「……」
するとそこにいたのはタオル一枚を腰に巻く水も滴るいい男…お風呂上がりたてらしい瞬が、いた。