『あなたが大好きです』
ピーンポーン~♪

<はい?>

『あ、あたしだけど』

すると

ガチャッ

「入って」

『おじゃましまーす』

「ん」

ホントに良夜の家に来たたんびに思うけど…

綺麗にしてあるなぁ……

あ、そうだ

『良夜もうお昼食べた?』

「まだ」

『じゃあ、あたし作るね』

「さんきゅ」

あたしが作ったのは

冷麺!

夏と言えば冷たい食べ物だよね!!

『良夜!できた~♪』

「おぉ。冷麺じゃん」

『良夜嫌い?』

「ううん。好き」

『よかったー、じゃあ、食べよっか?』

「おぅ」

『いただきます♪』

「いただきます」

『……どう?』

「旨い」

『ホントに!?実は初めて作ったんだよね、冷麺!』

「へぇー、お前の料理ホントに旨いもんなー。初めての物でもこんなに旨いんだもんな」

『ありがとう』

嬉しいな~♪

なんだか……

結婚したみたい♪

ってまだ先の話だけどね……

あ、そういえば

良夜の家族ってどんな人なんだろう?

お姉さんには会ったけど……

良夜のご両親ってどんな人なんだろう?

……聞いてみようかな……

『ねぇ…良夜?』

「ん?」

『良夜のご両親ってどんな人なの?』

すると

良夜の手が止まった

え?……

「菜月……」

『は、はい!』

「気になるか?」

『そりゃぁ、もちろん!』

「じゃあ、」

『?』

「俺が喜ぶような事したら教えてやるよ……」

『喜ぶような事……?』


それってどんなこと……?

ハンバーグ作ってあげるとか?

でももうお昼食べちゃったし……

なんだろう?


あたしが頭に?をたくさん浮かべていると……


「例えば……」

『例えば?』

「菜月からキスしてくれるとか」

そう甘くあたしの耳元で囁いた

『/////!!!』

多分、今のあたしの顔はすごく赤いだろう





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