『あなたが大好きです』
隠し子…?

なんだよ…それ……

「それでねぇ、良夜は成長するにつれて、俺に似てきちゃったんだよ」

「……何が言いたい?」

「まぁ、君が俺の子どもだってばれたら、俺は
困るんだよねぇ…」

「んなの、俺にどうしろってんだよ?」

「だから…俺に似ないように…髪型や服装を制限させてもらうよ…」

はぁ?

「はっ、冗談じゃねぇよ」

「そうだよねえ~でも」

「?」


すると


今まではヘラヘラしてたのに、いきなり真剣な顔になって


「お前の大事な人がどうなってもいいのか?」

「!!?」


ま、まさか


「母さんとかにも手を出すつもりか!?」

「君の行動次第でね♪」

「止めろ!そんなこと絶対にするな!!!」

「じゃあ、俺の言うこと…聞いてくれるよな?」


俺が言う通りにしなかったら…

姉貴や母さんが傷つく……

それだけは……嫌だ

「分かった……」

「いい子だな♪じゃあ、始めようか?」

「……」

「変な髪型にはしないよ!ちゃんとかっこよくしてあげるから」

「……」




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