『あなたが大好きです』
あれから一週間がたった


相変わらず海斗と彼女は仲良しそうにしてる……でも


日が経つにつれて海斗は元気が無くなった


その事を心配した俺と葎は海斗を呼び出した


「話ってなんだ?」

「海斗……俺達に何か隠してるだろ?」

「!!?」

「隠してるつもりかもしんねーけど、バレバレ」


俺と葎は海斗を問い詰めた


すると少し笑って


「やっぱりばれちゃったか……」

「当たり前。で、どうしたんだよ?」


海斗は話すのを少しためらったがゆっくりと話始めた


「実は…最近水穂にすごく話し掛ける男がいるんだ」

「それで?」

「そんなのガツンと言ってやればいいじゃん♪」

「でもな、その男って……」

「「?」」


「良夜のいとこの……光司なんだ」

「!!!?」


こ、光司!?


そ、そんなわけ……


「お前、光司には彼女の事話したのか!!?」

「……話したよ」


そう…悲しそうに言った


あいつ……っっ


「おい良夜!!?」


気付けば走り出していた


向かった場所はもちろん……


「光司!!!!!」

「良夜じゃん!って何でそんなに怒ってんの!?」

「いいから来い!!」


俺は無理矢理教室から光司を連れ出した


そして空き部屋に入った


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