『あなたが大好きです』
「……やっぱり来たんだ♪」

『見せたいものって何?』

「そんなに怒らなくてもいいじゃんか~」


そう笑うのは…西山君


『急いでるの』

「分かった分かった!はい、どーぞ!!」

『?』


西山君が差し出したのは


ケータイ


そしてそこに映っていたのは……


『……え?』


良夜が他の女の人とキスしてる写真


うそ……


「良夜、ずっと菜月ちゃんの事騙してたんだ」

『そんなはずない』

「じゃあ、この写真はどういう事なのかな?」

『それはっっ』

「菜月ちゃんはずっと前から裏切られてたんだ……良夜に」

『……』


良夜…


この前の話は嘘だったの?


初めからあたしはただの遊びだったの?


……信じてたのに…


「泣かないでよ」

『え?』


あたし……いつの間に泣いてたの…?


涙は拭いても拭いても溢れてくる


「ねぇ、菜月ちゃん」

『……っ』

「良夜に……二人で復讐しない?」









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