『あなたが大好きです』
「なぁ菜月?」

『なに?』

「襲っていい?」

『えぇ!?』

「いただきます」


あたしの前で手を合わせる良夜


ちょっと待てぇぇぇ!!!


『待ってよ!ここ屋上だよ!?』

「知ってる」

『じゃあ、なおさら待って!!』

「んだよ?」

『ここではさすがに止めとこうよ…ね?』

「じゃあ、いつならいいんだよ?」


良夜はどんどんあたしに近づいてくる


ヤバい…


『今日文化祭が終わったら、良夜の家行くから!ね?』

「……」

『だから今は我慢して!!』

「……分かった」


ふぅ~


ギリギリセーフ……


「でも我慢するからさ…」

『何?』

「キスしていい?」


キスなら……


『いいよ』


その瞬間良夜があたしに覆い被さってきた


『うわっ!!んっ……』


あたしは地面に押さえられた


キスはどんどん甘く……深くなる


幸せ……
< 334 / 336 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop