そよ風の妖精
◇翔ちゃん
「しょーちゃーん!!」
あたしは家にいた翔ちゃんに駆け寄った
「時雨ちゃん!?どーしたの?けが…してる」
駆け寄ったあたしを驚いた顔で見つめた
「ゆーちゃんが!ゆーちゃんがねっ!!」
「落ち着いてよ、時雨ちゃん。悠がどうしたの?」
「ヒック…木登りしてたらぼーんって!!」
あたしは言葉が何も思いつかなくて
身振り手振りで伝えようとした。
「落ちちゃったの?」
うまく声が出ずうなずくしかできなかった私の肩を
翔ちゃんが強く揺さぶった。
「どこで遊んでたの!?」
「うさぎさん公園」
「時雨ちゃんは待ってて!!
ちょっと見てくるからっ」
「……うん」
翔ちゃんはあたしが返事をしたのを
確認して家を飛び出した。
翔ちゃんはいつも家に居た。
あたしと悠ちゃんが外に行こうと
誘っても絶対昼には出なかった。
その翔ちゃんが外に飛び出した
ことにびっくりしたし、心配になった。
あたしは家にいた翔ちゃんに駆け寄った
「時雨ちゃん!?どーしたの?けが…してる」
駆け寄ったあたしを驚いた顔で見つめた
「ゆーちゃんが!ゆーちゃんがねっ!!」
「落ち着いてよ、時雨ちゃん。悠がどうしたの?」
「ヒック…木登りしてたらぼーんって!!」
あたしは言葉が何も思いつかなくて
身振り手振りで伝えようとした。
「落ちちゃったの?」
うまく声が出ずうなずくしかできなかった私の肩を
翔ちゃんが強く揺さぶった。
「どこで遊んでたの!?」
「うさぎさん公園」
「時雨ちゃんは待ってて!!
ちょっと見てくるからっ」
「……うん」
翔ちゃんはあたしが返事をしたのを
確認して家を飛び出した。
翔ちゃんはいつも家に居た。
あたしと悠ちゃんが外に行こうと
誘っても絶対昼には出なかった。
その翔ちゃんが外に飛び出した
ことにびっくりしたし、心配になった。