きみだけが好き。
高校2年生。

クラス発表の日。




 私、森田 花帆は今年で高校2年になる。


 今日はそのクラス発表の日。


 んー……一年ってあっという間だよなぁ。


 学校までの桜並木を歩いていると、前方に見慣れた女の子が見えてきた。 


「あ!! 花帆ーーっ!!」


「ごめんっ。 遅れたっ」


「もうっ。 ……ま、行こっか!」


「うん!!」


 今、隣にいるのは中学から知り合って、今は私の大事な親友の……神澤 紫月。


 見た目はおっとりしてるのに、中身はサバサバしてる子。…でも、優しいんだ。


 そんな紫月にいつも助けられる。


 
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