きみだけが好き。
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╼╼╼帰り道
今日は未琴ちゃんは用事があるから、紫月とふたり。
「あ、花帆ー」
「ん?」
「八代くんからOKもらえた? 花帆、なんも言わないからさ」
「あ、あー!! し、紫月、ごめんね!? あのね、うん、一緒に行けることになったの!」
「おー!! 良かったね! あとは告るだけかぁ~」
「うん……そうだね。 明日すべてが決まるんだ~」
「あはっ いつも通りの花帆で言うんだよ。 なんか緊張しすぎて噛みそうっ」
「うわ、ひどい~っ …でも、ありがとう」
私、紫月と未琴ちゃんがいたからここまで来れたというか…。
だから…
「紫月が居てくれてホント良かった。 恋なんて今までしたことなかったから…」
「なに? もう、花帆ってば……感動、すんじゃん」
「へへっ 明日、がんばる!!」
「応援する!!」
「「あはははっ」」
学校からの帰り道、こんなに笑ったの久しぶりかも。
╼╼╼それから紫月と別れて、家に帰った。