きみだけが好き。
きみだけが好き。
トリプルデート…!?
あっという間に月日がたち……今月にはクリスマスがある。
そう…12月。
八代くんと付き合い始めてから、1ヶ月ほど経ったころ。
「…ねぇ」
今日、紫月は部活が無いらしく、久しぶりに私と未琴ちゃんと紫月で、あの喫茶店に行くことにした。
そして今、おいしい、あったかいミルクティーを一口飲んだあと…
紫月がとんでもないことを言い出した。
「八代くんと、キス……した?」
「╼╼ぶっ ケホッケホッ……な、なんで!?」
八代くんとキスだなんて!
考えただけでのぼせちゃうよっ!!
「その様子だと…まだ、かぁ」
「し、紫月は後藤くんと、しししした、の?」
ちょぉーー噛み噛みで言う私に、紫月は笑いながら
「あるよ? 付き合ってどんくらいだと思ってるのよ」
「あ、あるの!?」
つい大きな声を出してしまって、あわてて口をおさえる。