きみだけが好き。
先に歩いてる蒼介のところに走っていく。
「そ、蒼介っ……!」
「…なに?」
「私、いつも蒼介といると…ドキドキするのっ
恥ずかしくて、言えなくて……、ごめんねっ?」
なんて言われるのかな…?
「…ふぅ。 俺も言い方ちょっとダメだなって思ったし、ごめん。
伝わんないよな」
ふるふると首を横にふる。
そんなことないよっていう気持ちを込めて。
「フッ 俺、花帆のこと好きすぎてどーしたらいいか、わかんね」
╼╼きゅーんっ
ははって、はずかしそうに笑う蒼介を見たら、きゅんとした。