きみだけが好き。




 先に歩いてる蒼介のところに走っていく。



「そ、蒼介っ……!」



「…なに?」



「私、いつも蒼介といると…ドキドキするのっ


 恥ずかしくて、言えなくて……、ごめんねっ?」



 なんて言われるのかな…?




「…ふぅ。 俺も言い方ちょっとダメだなって思ったし、ごめん。


 伝わんないよな」



 ふるふると首を横にふる。


 そんなことないよっていう気持ちを込めて。



「フッ 俺、花帆のこと好きすぎてどーしたらいいか、わかんね」



╼╼きゅーんっ



 ははって、はずかしそうに笑う蒼介を見たら、きゅんとした。










 


 






< 198 / 288 >

この作品をシェア

pagetop