きみだけが好き。





 気づいたら、蒼介の顔が目の前にあって……



 私は、緊張しすぎてパニックに。



「…目、閉じて」




 蒼介の言葉通り目をつぶった、その瞬間。




╼╼ちゅ





 唇に、柔らかい感触が。



 こ、これって……キス!?



 しかも……最初は触れるだけだったのに…。



「……っ!」



 口の中に、生温かいモノが入ってきた。




「…そ…ぅ、すけ………っ」



 ビックリしすぎて声を出したら、甘い声がでて……それに反応するように、蒼介の舌が激しく動く。




 これって、大人のキス…っ



 初めてで、ほぼ放心状態の私なのに、蒼介は舌を上手く絡めてくる。



 も……だめ…っっ





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