きみだけが好き。




 ちっちゃ…。



 第一印象は、それ。



 …その女は、俺に気づいてるはずなのに、何も言わず……また、花に水をやりだした。




 …え。



 今までの女とは反応が違う。



 ただ、それだけなのに……



 その女が頭から離れなくて╼╼╼╼。











***************



「それ、恋じゃね?」



「╼╼ブ八ッ! ごほっ」



 放課後、俺は健と由紀と近くのファーストフードに来ていた。



 そこで、今日の出来事……つまりは、あの女のことを話したら……健にそうツッコまれた。




「ヒュ~♪ ついに蒼介も、恋しちゃったっすかぁ」



 
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