きみだけが好き。




╼╼╼お風呂からあがり、部屋でまったり。


 雄から借りたマンガを読んでいた。


~~♪


「ん? 誰だろ…」


 携帯に表示された名前を見ると…【中石くん】


「えっ!? 中石くん!? なんで…」


 私は受信したメールを開いた。



【こんばんは! 健です。 ちょっと花帆ちゃんに聞きたいことがあるんだ】


 メールの内容はそれだけだった。


 え…聞きたいことって、なんだろう?



【こんばんは。聞きたいことってなに?】



~~♪


【ありがとう。 実は…蒼介が最近困ってるってか悩んでるっぽくて…なんか知らない?】


 え!? 


 八代くんが困ってる!? 



【わからないな…。 どうしたんだろう??】


~~♪


【そっか…。 ならさ、お願いしたいんだけど、蒼介にメールしてやってくれないかな?

 花帆ちゃんに頼みたい】


 いつもチャラい感じの中石くんが、こんなに真剣になって私にお願いしてる…。


【わかりました。 八代くんにメールしてみるね】


 仲良しの中石くんからいいチャンスをもらって、さっき未琴ちゃんと話したことも兼ねて、八代くんにメールしよう…。
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