先生、もう一度好きになっていいですか。
「あ、理子おかえ・・・」

「あ、あの・・・今、理子ちゃん、

 いなくなって・・・今・・・えっと・・・その」

「・・・あがって。」

先生、熱なさそう。

やっぱ、私の・・・

「今日さ~、具合悪くなっちゃって」

声が少し裏返る。

・・・うそだってすぐわかった。

先生って嘘が下手くそ。

「あ、さっきコンビニで買ってきて・・・」

すると、先生の部屋につれてかれた。

「・・・あ。」

・・・先生の匂いにつつまれた

瞬間、懐かしさがこみあげた。

そして、涙が出そうになり必死にこらえる。
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