先生、もう一度好きになっていいですか。
「あいつとは別れろ。お前、このままじゃ

 危ねぇよ。」

「うん・・・」

そういうと翔哉は私を抱きしめた。

すると、ドアが開いたのかしまったのか

わからないが音がしたのがわかった。

でも、そんなのも気にしてられない。

時間がとまったようだった。

「あ、ごめん。俺の好きな人に

 似ててさ。少し嬉しくて。」

・・・?

山野さんとあたしが・・・!?

写真をみたけれど自分では

まったくおもわなかった。

「山野蘭ってしってる・・・?」

「・・・うん。」

すると、翔哉は少しさみしそうな顔をした。

「あのとき、俺がケガを

 してなければ・・・。」

その言葉は後悔の塊だった。
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