先生、もう一度好きになっていいですか。
もう、確信できた。

「前の学校で問題になって。

 それで転校してきて。

 偶然装って本当は同じ学校狙って。

 先生と完璧、関係をきるのが

 嫌だからって。めっちゃ、

 性格おわってんじゃん。」

理子にもこんなことしてたのかな。

そんなことを考えたら涙が出てきた。

「あら?図星?淳と関係切らなきゃ

 ただじゃおかないからね。」

そして、山野さんは歩いて家に戻った。

すぐ理子に電話した。

「もしもし理子!?」

『あ、鈴香?』

少し疲れ気味で元気がなかった。

「今から会える?」

『あ、いいよ。鈴香の家じゃぁ行くね』

そういい理子は電話を切った。
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